逆ハー戦隊シャドウファイブ
第3章 3 ヘアーサロン・パール
それにしても女性の事を良く知っているからピンクシャドウだったのだろうか。あのとき胸の中身が飛び出てこなければ、セクシーな女性だと信じて疑わなかった。
カットした髪を片付けたり、道具やスタイリング剤の整頓をしながら、白亜さんの仕事ぶりを眺める。
若い女の子も年配の女性もみんな頬を染めて嬉しそうに髪をカットされている。
両サイドの髪の長さを測るためにすっと細い指先が毛先を持ち、女性のフェイスラインをするっと同時に撫で下ろすと「あんっ」と小さな声が上がる。明美さんは慣れっこのようだが私には刺激が強すぎる。髪を整えてもらうだけでとんでもなく心拍数が上がりそう。このお店が予約だけでいっぱいなのがよくわかる。みんな白亜さん目当てなのだろう。レジも担当し、スタンプカードにスタンプを押しているとばっちり決まった女性が「新しいスタッフ?」と聞いてきた。
「は、はい。ちょっと忙しい時だけですけど」
「ふーん」
じろりと上から下まで一瞥され、ふっと笑んだ後「また来まーす」とひらひらと手を振って出て行った。
「あ、ありがとうございました!」
なんだか、こんなに気持ち良くて居心地の悪い思いをしたのは初めてで非常に疲れた。
カットした髪を片付けたり、道具やスタイリング剤の整頓をしながら、白亜さんの仕事ぶりを眺める。
若い女の子も年配の女性もみんな頬を染めて嬉しそうに髪をカットされている。
両サイドの髪の長さを測るためにすっと細い指先が毛先を持ち、女性のフェイスラインをするっと同時に撫で下ろすと「あんっ」と小さな声が上がる。明美さんは慣れっこのようだが私には刺激が強すぎる。髪を整えてもらうだけでとんでもなく心拍数が上がりそう。このお店が予約だけでいっぱいなのがよくわかる。みんな白亜さん目当てなのだろう。レジも担当し、スタンプカードにスタンプを押しているとばっちり決まった女性が「新しいスタッフ?」と聞いてきた。
「は、はい。ちょっと忙しい時だけですけど」
「ふーん」
じろりと上から下まで一瞥され、ふっと笑んだ後「また来まーす」とひらひらと手を振って出て行った。
「あ、ありがとうございました!」
なんだか、こんなに気持ち良くて居心地の悪い思いをしたのは初めてで非常に疲れた。