逆ハー戦隊シャドウファイブ
第11章 11 もみの木接骨院
「とにかく俺たちはメンバーの彼女に不埒な真似は絶対にしない」
「そおかあ? じゃあわしの彼女にしちゃおうかな。ばあさんも死んでもう20年以上だし、さみしいわい」
「もう、じいちゃんはあっち行ってくれ」
「へーいへい。じゃあまたの」
「あ、ありがとうございました」
おじいさんが去ると緑丸さんが私の隣に腰かけて、脈を測った。
「うん、もう大丈夫。おそらく後遺症もないはずだから安心して」
「そうですか。よかった」
「それでも心配は心配だから今日からはここを手伝ってもらうよ」
「わかりました。お掃除から始めましょうか?」
「ああ、まだ急がなくていいよ」
「あ、はい」
立ち上がろうとした私の肩にそっと手を置き、緑丸さんは優しく笑む。落ち着いていてしっとりとしていてこの人の側に居ると本当に落ち着く。
「ここは、おじいさんと経営されているんですか?」
「うん。両親は普通に勤めていてね。俺が帰ってきて、一緒にやり始めたんだ」
「へえー。緑丸さんは武器を使わないで体術で倒すし、身体のスペシャリストですね! あっ……」
そう言った瞬間、私は昨晩、身体中のツボを押され、マッサージされたとことを思い出した。しかも全裸だった。顔が熱い。きっと赤面しているのが緑丸さんにもわかるはず。
「ああ、そうだね。桃香さん、あの、いやらしい意味ではなくて、いい身体してるよ。気の流れも良くて。とても健康的だ」
「あ、ありがとうございます」
「ん。ここでじいちゃんからハンドマッサージでも習うといいよ。役に立つから」
「はい」
「じゃあ、起きれそうなら起きておいで、じいいちゃんが君を気に入ったみたいで中華粥作ってたよ。ここでてすぐ右手にスタッフルームあるからそこにおいで」
「え、あ、何から何までありがとうございます」
私が頭を下げ上げると、緑丸さんはちらっと一瞥して慌てて目を逸らして出て行った。
「そおかあ? じゃあわしの彼女にしちゃおうかな。ばあさんも死んでもう20年以上だし、さみしいわい」
「もう、じいちゃんはあっち行ってくれ」
「へーいへい。じゃあまたの」
「あ、ありがとうございました」
おじいさんが去ると緑丸さんが私の隣に腰かけて、脈を測った。
「うん、もう大丈夫。おそらく後遺症もないはずだから安心して」
「そうですか。よかった」
「それでも心配は心配だから今日からはここを手伝ってもらうよ」
「わかりました。お掃除から始めましょうか?」
「ああ、まだ急がなくていいよ」
「あ、はい」
立ち上がろうとした私の肩にそっと手を置き、緑丸さんは優しく笑む。落ち着いていてしっとりとしていてこの人の側に居ると本当に落ち着く。
「ここは、おじいさんと経営されているんですか?」
「うん。両親は普通に勤めていてね。俺が帰ってきて、一緒にやり始めたんだ」
「へえー。緑丸さんは武器を使わないで体術で倒すし、身体のスペシャリストですね! あっ……」
そう言った瞬間、私は昨晩、身体中のツボを押され、マッサージされたとことを思い出した。しかも全裸だった。顔が熱い。きっと赤面しているのが緑丸さんにもわかるはず。
「ああ、そうだね。桃香さん、あの、いやらしい意味ではなくて、いい身体してるよ。気の流れも良くて。とても健康的だ」
「あ、ありがとうございます」
「ん。ここでじいちゃんからハンドマッサージでも習うといいよ。役に立つから」
「はい」
「じゃあ、起きれそうなら起きておいで、じいいちゃんが君を気に入ったみたいで中華粥作ってたよ。ここでてすぐ右手にスタッフルームあるからそこにおいで」
「え、あ、何から何までありがとうございます」
私が頭を下げ上げると、緑丸さんはちらっと一瞥して慌てて目を逸らして出て行った。