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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第11章 11 もみの木接骨院

「はいはい。じゃ、ハンドマッサージでも練習しようかの」
「はい。お願いします」
「俺はもう患者さんの施術してるから頼むよ」
「はいはい」

おじさんはふーっとため息をついて「あやつも生真面目で困る」と呟く。

「そうですか? 緑丸さんは紳士でとても素敵だと思います」

私の言葉に「そうか! そうか!」とおじいさんは顔を輝かせ始めた。

「よしよし。お前さんにしっかり教え込まないとな。今後の院とあやつのためにも」
「?」

こうしておじいさんにここでハンドマッサージと漢方の知識を与えられ、更に毎朝、太極拳を行うことになった。

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