逆ハー戦隊シャドウファイブ
第12章 12 おじいさんによる恋バナ
ベッドの周りを掃除してシーツを整えているといきなりお尻の上側を撫でまわされる。
「きゃっん!」
「ふぉっふぉお。お前さんは良い腰しとるの」
「そ、そこは腰じゃなくて、もうお尻です!」
「まあまあ。ただのチェックと健康促進じゃよ」
おじいさんは微妙なセクハラをしてくるが、触った瞬間に私のツボを押して、刹那的な心地よさを与えるせいで怒れない。
「さて、今日もわしの手をまず揉んでみてくれるかの」
「はい。あ、そうそう、さっき黄雅さんが武器というか防具くれたんですけど、いつかマッサージしますって言ったら、え?とか言われちゃいました。やっぱり下手な人にはされたくないんでしょうか」
「ん? コウのやつか。あいつはああ見えて奥手だからの、恥ずかしかったんじゃろ」
「え? 黄雅さんですよ? あのレモントイズの」
まさかあのスマートな王子様が奥手だなんて。誰かと間違えているのじゃないだろうか。
「そうじゃ、コウのことじゃ。あいつとハクがどっこいどっこの奥手じゃの」
「えー!?」
全くイメージが違う。おじいさんボケ始めているのだろうか。不信な目を向けているのがばれたのか「なんじゃ! 信用せんのか!」とおじいさんは問い詰める。
「あ、いえ、そういうわけでは。お二人ともとっても優しくて紳士で女性の扱いになれてるな―って」
「はーんっ。紳士で優しいっていうのはなオスとして頼りない証拠じゃよ」
「はあ……」
これは世代間の価値観の違いだろう。
「きゃっん!」
「ふぉっふぉお。お前さんは良い腰しとるの」
「そ、そこは腰じゃなくて、もうお尻です!」
「まあまあ。ただのチェックと健康促進じゃよ」
おじいさんは微妙なセクハラをしてくるが、触った瞬間に私のツボを押して、刹那的な心地よさを与えるせいで怒れない。
「さて、今日もわしの手をまず揉んでみてくれるかの」
「はい。あ、そうそう、さっき黄雅さんが武器というか防具くれたんですけど、いつかマッサージしますって言ったら、え?とか言われちゃいました。やっぱり下手な人にはされたくないんでしょうか」
「ん? コウのやつか。あいつはああ見えて奥手だからの、恥ずかしかったんじゃろ」
「え? 黄雅さんですよ? あのレモントイズの」
まさかあのスマートな王子様が奥手だなんて。誰かと間違えているのじゃないだろうか。
「そうじゃ、コウのことじゃ。あいつとハクがどっこいどっこの奥手じゃの」
「えー!?」
全くイメージが違う。おじいさんボケ始めているのだろうか。不信な目を向けているのがばれたのか「なんじゃ! 信用せんのか!」とおじいさんは問い詰める。
「あ、いえ、そういうわけでは。お二人ともとっても優しくて紳士で女性の扱いになれてるな―って」
「はーんっ。紳士で優しいっていうのはなオスとして頼りない証拠じゃよ」
「はあ……」
これは世代間の価値観の違いだろう。