逆ハー戦隊シャドウファイブ
第12章 12 おじいさんによる恋バナ
「で、お前さんはどの男がいいんじゃ?」
「え? ど、どのって、皆さん素敵ですよね」
「なんじゃ、選んでないのか」
「あの、私が選べる立場でもありませんし、誰かが私を選んでくれているわけでもないです」
「ふぉ? そうか? まあ、わしから見るとあいつらは帯に短し、たすきに長しじゃの! ふぉっふぉお」
「あの、その慣用句の使い方間違ってる気が……」
それぞれ外見も中身もレベルが高すぎている。そんな人たちがいっぺんに現れているんだからどうしようもない。せめて順番に、1年ずつでもズレていてくれてたら順番に夢中になっているだろう。
「まあ紅一点でもいいかの。あやつらは草食だし、ローテーションでやればよいか」
「ロ! な、なんて……」
おじいさんはやることばっかり考えている。そんなに言われてもやらないと思うんだけど……。
「あの、とにかく今は、町が平和になることが最優先なので、私の事はまだ先でいいです」
「ほっ、そうか? まあじっくりじゃな。今にお前さんも特技やら好きなことやら増えておるじゃろうしの」
「ええ」
少しずつだけど出来ることが増えていって嬉しい。同時にあまり興味のなかったことにも目が向くようになったせいか毎日が新鮮だ。きっとそのせいもあってあんまり彼氏が欲しいとか、恋愛モードになっていないのかなとも思っている。そしていつか今の私よりもっともっと成長出来て、誰かに相応しくなれたらと夢を見る。
「え? ど、どのって、皆さん素敵ですよね」
「なんじゃ、選んでないのか」
「あの、私が選べる立場でもありませんし、誰かが私を選んでくれているわけでもないです」
「ふぉ? そうか? まあ、わしから見るとあいつらは帯に短し、たすきに長しじゃの! ふぉっふぉお」
「あの、その慣用句の使い方間違ってる気が……」
それぞれ外見も中身もレベルが高すぎている。そんな人たちがいっぺんに現れているんだからどうしようもない。せめて順番に、1年ずつでもズレていてくれてたら順番に夢中になっているだろう。
「まあ紅一点でもいいかの。あやつらは草食だし、ローテーションでやればよいか」
「ロ! な、なんて……」
おじいさんはやることばっかり考えている。そんなに言われてもやらないと思うんだけど……。
「あの、とにかく今は、町が平和になることが最優先なので、私の事はまだ先でいいです」
「ほっ、そうか? まあじっくりじゃな。今にお前さんも特技やら好きなことやら増えておるじゃろうしの」
「ええ」
少しずつだけど出来ることが増えていって嬉しい。同時にあまり興味のなかったことにも目が向くようになったせいか毎日が新鮮だ。きっとそのせいもあってあんまり彼氏が欲しいとか、恋愛モードになっていないのかなとも思っている。そしていつか今の私よりもっともっと成長出来て、誰かに相応しくなれたらと夢を見る。