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女子高生の英国式🇬🇧リフレフソロジ-

第3章 彼女たちの本心

「実はこの企画、恵理那がやろうって言い出したの」「ふ〜ん、そうなんだ」私は適当に相槌を打った。(誰が企画しようと関係ないさ。私はただ女子高生のマッサージに興味津々なだけだから)瞳は至極真面目な顔をして話を続けた。「恵理那ってイギリスからの🇬🇧帰国子女なの。恵理那が言うにはイギリスではリフレクソロジーっていうマッサージが流行っているんですって。」「ああ、そうなの。」私は適当な相槌を重ねた。「恵理那のイギリスのお友達のお母様が自宅でリフレフソロジ-をやっていて恵理那も興味を持ったと言う訳。恵理那がそのお友達のお母様に習ったのを私達にも教えてくれた訳。でも女子高の中で実践する場が中々なかったの。」(そりゃそうだろうよ)「私達も年頃の女の子。異性には男子と同じように興味津々だわ。いろいろ機会を探していたんだけど、ついに見つけたわ。誰にも文句を言われず、異性にマッサージできるタイミングがあるってことを。」「それが文化祭の当日、しかもみんなが屋外に出てしまって3階から誰もいなくなる午後ってことか。」私は彼女達の企画が学校側からいかにバレないで巧妙に仕組まれたものだったかを知り、感心した。

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