
女子高生香織の痴漢列車
第2章 慰めと目覚め:トイレにて
だが今回は話が違ってくる。多目的トイレ内というのは、公衆の面前などではないものの、一応公共の場なのだ。そのような場所で自己慰安にふけることは香織にとって家の外を下着姿で歩くようなものだった。
しかし、この綱引きはやや香織に分が悪いようだった。彼女のすべらかな指はやがてわずかずつ、彼女自身へと引き寄せられ始める。そして磁石に鉄が吸い寄せられるように、一度動き出した指を、今度はもう止めることはできなかった。
そして白皙の中指が、ついに紅く熟れた果実へと……触れる。
「ああっ!」
その瞬間、香織の身体に電流のような衝撃が走る。それはしばらくお預けをくらっていた果実が上げた歓喜の声だったのだろうか。
危うく崩れ落ちかけてしまった香織は、とっさに脇にあった便座に手をつくことで床に倒れ伏すことだけは免れた。しかし彼女の両足は生まれたての子鹿のように震えており、いつ限界が来てもおかしくなかった。
香織はやっとのことで便座に腰かけると、上げてあったそのフタに身を持たれさせ、震える息を何度も吐いた。
しかし、この綱引きはやや香織に分が悪いようだった。彼女のすべらかな指はやがてわずかずつ、彼女自身へと引き寄せられ始める。そして磁石に鉄が吸い寄せられるように、一度動き出した指を、今度はもう止めることはできなかった。
そして白皙の中指が、ついに紅く熟れた果実へと……触れる。
「ああっ!」
その瞬間、香織の身体に電流のような衝撃が走る。それはしばらくお預けをくらっていた果実が上げた歓喜の声だったのだろうか。
危うく崩れ落ちかけてしまった香織は、とっさに脇にあった便座に手をつくことで床に倒れ伏すことだけは免れた。しかし彼女の両足は生まれたての子鹿のように震えており、いつ限界が来てもおかしくなかった。
香織はやっとのことで便座に腰かけると、上げてあったそのフタに身を持たれさせ、震える息を何度も吐いた。
