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女子高生香織の痴漢列車

第2章 慰めと目覚め:トイレにて

 いつもなら、香織は自分の局部をパンツの上から軽く撫でるだけだった。普段の彼女は全くと言っていいほど濡れず、直接触ろうにも痛いだけだったのだ。まして自身の中に指を入れてみることなど、とてもではないができなかった。
 そして生まれて初めてとろとろに濡れたのが、男に陵辱された先ほどの電車内だった。その余韻が芽吹いたのか、一度は元に戻っていた香織の秘部はあの時と同じようにぐしょぐしょになっていたのだった。
 ぬるぬるの指が膣壁を擦るたびに快感が伝播し、香織の脳内を染め上げていく。

「はあっ……はぁっ……ぁあん……」

 香織の熱い吐息にはいつしか小さな喘ぎ声が混じり始めていた。いつの間にか心の内に生じていた「もっと、もっと!」という声に後押しされるように薬指をも身体の中に挿入する。
 いくら香織の指が細いとは言っても、二本にもなればそれなりの太さはある。何か入るのは電車内の痴漢に続いて人生で二度目の香織の膣内は相当に狭く、二本の指は強烈に彼女を刺激した。

「あっ……はぁん……くぅっ……」

 快感の波が香織を揺さぶる。出し入れする指はビチャビチャと大きな音を立て、愛液はますます流れ落ちた。当初抱いていた「はしたない」という羞恥心は、この頃にはもうほとんど消え去っていた。

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