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女子高生香織の痴漢列車

第2章 慰めと目覚め:トイレにて

 狭い多目的トイレ内に小さな水音が響いている。それと同時に、香織の甘い嬌声も室内をこだましていた。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あぁん、あふぅ……」

 指の出し入れはいよいよ速さを増し、リズミカルに絶え間なく香織の中をかき乱す。彼女の火照った身体は、じわじわと頂点へと向けて昇っていく。
 しかしそれは本当にゆっくりとしたもので、電車内で痴漢男に触られた時のような圧倒的なものではなかった。
 じれったく思った香織がさらにストロークを速めようとしたまさにそのとき、

「んっ〜〜〜!!」

 抽送していた彼女の指先が、膣壁の天井の少しぷっくりと膨らんできた場所を圧迫した瞬間、弾けるような強烈な快感が身体を駆けめぐり、香織は便座の上でビクンと痙攣した。

(何これ、すごく気持ち、いいっ……でも、この感覚、は……)

 香織の脳裏に一つの体験が蘇る。

(あの人、に、指で、かき回され、た時と、同じ……)

 身体が熱くなる。ドクドクと脈打つ鼓動が身体中に響く。香織はあの時と同じように、絶頂へ向けて急速に昇りつめていく。

「あぁっ、あぁっ!!!」

 膨らんだ場所を刺激されるたびに腰がガクガクと震える。
 気持ちが良すぎて頭がおかしくなってしまいそうだ。

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