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金曜日のおじさま

第16章 dieciséis

「オススメはAランチ!」

お冷やを出しにいくとアサクラは軽く会釈してみせた。

「じゃあ、センパイのオススメで」

「Aランチ2つで」

「はい、かしこまりました」

その後は2人で会話しながら食事を済ませ、会計では奢っていた。

「彼女、可愛いよね〜俺のお気に入りなんだココ」

「センパイ、上手いですね〜ご馳走様でした」

あれからラインはパッタリ届かなくなった。
アサクラは週に2、3回のペースでランチに来た。

◆ ◆
ビアルネスがいつもの買出しに出かけるとバッタリ、アサクラと出会った。

「あ、こんにちは」

ビアルネスは警戒も解けてお店と同じ笑顔で挨拶した。

「ビーちゃん。今日も買出し?」

「うん、アサクラさんは?最近忙しそうだよね」

「あーううん、ちょっとだけ時間ある?」

アサクラは気になっている女の子がいて、どうやってアプローチしたらいいか教えて欲しいと言い出して、ビアルネスを誘った。

「アサクラさんなら、お話も楽しいし、優しいからフツーにデートしたいって誘えば大丈夫だよ」

「いやいや、俺こう見えて人見知りなんだよ」

「えー、ウソでしょ⁉︎どっちかって言ったら遊び人だと思ってた」

ビアルネスはケラケラ笑ってしまった。

「ひどいなぁ」

2人きりで話したいからと、カラオケボックスに行くことにした。

大きな革張りのフラットソファが目立つおしゃれな部屋だった。

「なにか飲む?」

「アイスティーかな」

内線で注文すると店員が飲み物を運んできた。

「気になる子って職場の人?」

「違うよ」

アサクラはグラスを持ってビアルネスの隣に腰を下ろすと直接グラスから飲んだ。

「そうなんだ。でも、私なんかで役に立つアドバイスできるかな…」

「大丈夫だよ、俺が気になってる子ってキミだから」

そういうとアサクラはビアルネスをソファに押し倒した。
シャツの上から胸を掴まれ揉みしだかれる。口を尖らせキスしようとビアルネスに迫る。

「イ、イヤ!」

「俺のこと好きなんだろ?」

オトコはビアルネスに跨がり、上半身裸にになった。暴れるビアルネスのシャツを上手にはぎ取り、ブラから乳房をとり出し震えるピンクを口に含む

「キャッ!イャ…ヤメて!どうしてこんな事するの」

「キミが俺を誘ったんだろ?」

「ビーそんなことしてない!」

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