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レズビアン。始めました。

第4章 同居

レズビアンでないにしても


人と人が一緒に暮らすには


家族だって支障が生じる


だけれどお互い助け合って暮らしていくのが


自然にできていた。


それが赤の他人となると


また難しいのだ。


やっぱりルームシェアなんかしない方がよかったのかな



ちょっとだけ


郁子に申し訳ない気持ちになると


今度は由愛から郁子のベットに


入っていくことになった。


「郁子・・・なんかごめん」


「由愛は、いろんな人に抱かれてしまうんだし


それが仕事で私が代わりにやってあげることはできないんだもんな・・」


ぐすんとすすり泣き出す郁子に何も言えなかった


「私がバカだから悪いんだよ・・・郁子みたいに
もっと頭が良かったらこんな風に稼ぐこともしなくていいのかもしれないけど・・・」


私も夜の仕事に、逃げているだけなのか・・・


またここに来ても現実から目をそむけようと


するのか・・・。


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