夢現、その後
第1章 忘却ショコラティエ
(*‘◇‘)o[side ⓐ]o
帰路。
抜ける程青い空の下、胸いっぱいに空気を吸い込む。
捨てられたペットの駆け込み寺(仮称)の仕事をやり始めてから、それまで以上に全国各地を飛び回る日々が続いている。
今日も、朝イチで地方に行って、ダ○キンモップと化したプードルを1匹、シャンプーして、綺麗にトリミングして、その帰りだ。
疲れるけれど、あの子の目の輝きといったら。
モップで隠れていたのが本当にもったいないくらい、綺麗だった。
本当はあまり望ましくはないことだろうけど、
数枚写真に収めて来た。
いい飼い主に巡り会えるといいな、あの子。
「ただいまぁ」
声に出すと思ったより腑抜けている。
ドアを開けると、ふわりと甘い香りが
鼻腔をくすぐった。
帰路。
抜ける程青い空の下、胸いっぱいに空気を吸い込む。
捨てられたペットの駆け込み寺(仮称)の仕事をやり始めてから、それまで以上に全国各地を飛び回る日々が続いている。
今日も、朝イチで地方に行って、ダ○キンモップと化したプードルを1匹、シャンプーして、綺麗にトリミングして、その帰りだ。
疲れるけれど、あの子の目の輝きといったら。
モップで隠れていたのが本当にもったいないくらい、綺麗だった。
本当はあまり望ましくはないことだろうけど、
数枚写真に収めて来た。
いい飼い主に巡り会えるといいな、あの子。
「ただいまぁ」
声に出すと思ったより腑抜けている。
ドアを開けると、ふわりと甘い香りが
鼻腔をくすぐった。