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愛が、メロディにのって

第1章 愛が、メロディにのって

         11

 わたしのからだ中を撫でていてくれていた望さんの手が、乳房を撫ではじめました。
 「百合さん
  かたちのきれいな
  おっぱい」
 「望さん
  恥ずかしい」
 望さんは、わたしの唇にキスをしてくれながら、掌全体で優しく優しく、乳房を撫でてくれるのです。
 ほんとに優しく優しく、撫でてくれます。
 そして、唇にしてくれていたキスを、乳首にしてくれました。
 乳首に、ほんとに優しい優しいキスをしてくれるのです。
 わたしは、生まれてはじめて、性的な気持ちよさを感じました。
 悩ましげな声も、出てきました。
 出しているわたしが恥ずかしくなるような、悩ましげな声なのです。
 望さんは、わたしの右の乳首にキスをしてくれながら、左の乳首を指で優しく撫でてくれるのです。
 左の乳首にキスしてくれながら、右の乳首を指で優しく撫でてくれます。
 乳首へのキスが、舌で乳首を、優しく撫でるようになりました。
 乳首のまわりを、舌で優しく撫でてくれたり、気持ちよくなって可愛く立ち上がってきた乳首のさきを、舌が触れるか触れないかの優しさで撫でてくれるのです。
 舌で撫でていないほうの乳首は、指で優しく撫でてくれています。
 それを、右の乳首、左の乳首と、なんどもなんどもくりかえしてくれるのです。
 どのくらい、舌で乳首を撫でてくれるのが続いたのでしょうか。
 わたしは、はじめて感じる性的な気持ちよさに、酔ったような気分になっていたのでわかりません。

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