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愛が、メロディにのって

第1章 愛が、メロディにのって

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 ハァハァと、悩ましいあえぎ声も、おおきく出てきます。
 望さんの舌が撫でるのは、
 強くないのに。
 優しく優しくなのに。
 どうして、こんなに気持ちがいいのかしら。
 天国にいったら、こんな感じなのかしら。
 望さんがわたしを、天国につれていってくれているんだわ。
 そうにちがいない。
 ありがとう、望さん。
 望さん、ほんとにありがとう。
 嬉しくて、気持ちよくて、わたしは泣いてしまいました。
 泣かなければ、どうしたらいいのかわからなくなるような気持ちよさなのです。
 わたしは、
 「望さん
  望さん」
 と、言いながら、泣き続けました。
 いつまでも。
 ながいあいだ、クリトリスを撫でてくれていた望さんが、撫でるのをやめてあがってきてくれました。
 わたしを抱きしめて、
 「百合さん
  植物の百合の花よりも
  きれいな
  百合の花でしたよ」
 と言ってくれました。
 わたしは嬉しくて、望さんに、ギュッと抱きつきました。
 「百合さん
  私のあれが
  百合さんの
  あそこに
  入りたいのですが
  緊張していませんか」

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