愛が、メロディにのって
第1章 愛が、メロディにのって
4
望さんが、なつみちゃんに、
「おじさんが
病院に
連れていってあげるね」
そして、わたしに、ほかの子どもたちは帰して、なつみちゃんのお母さんに連絡をしてと言いました。
「先生
慌てないで
鍵をかけ忘れないで
後で来てください」
そう言いながら、泣きじゃくっているなつみちゃんに、タオルで押さえていてねと言い、抱きかかえて服部外科に速足で向かいました。
「痛いよね
そうか痛いよね
大丈夫
病院ですぐみてもらおうね」
と、優しく言いながら。
三年生の女の子といっても、抱いたまま歩くのは大変です。
それを、怪我とわかったらすぐに抱いてあげて、わたしにも的確な指示をして、速足で約300m先にある服部外科まで躊躇なく行ってくれました。
望さんの、逞しさと優しさを感じました。
幸い、なつみちゃんの指の骨は折れておらず、打撲傷と切り傷という診断でした。
なつみちゃんのお母さんも、わたしに迷惑をかけましたと言い、話のわかる方でした。
「滝川さん
ありがとうございました」
「いえ
なつみちゃん
骨が折れていなくて
よかったですね」
「はい
わたしだけでしたら
救急車を呼んでいたと思います
ほんとに
ありがとうございました」
望さんが、なつみちゃんに、
「おじさんが
病院に
連れていってあげるね」
そして、わたしに、ほかの子どもたちは帰して、なつみちゃんのお母さんに連絡をしてと言いました。
「先生
慌てないで
鍵をかけ忘れないで
後で来てください」
そう言いながら、泣きじゃくっているなつみちゃんに、タオルで押さえていてねと言い、抱きかかえて服部外科に速足で向かいました。
「痛いよね
そうか痛いよね
大丈夫
病院ですぐみてもらおうね」
と、優しく言いながら。
三年生の女の子といっても、抱いたまま歩くのは大変です。
それを、怪我とわかったらすぐに抱いてあげて、わたしにも的確な指示をして、速足で約300m先にある服部外科まで躊躇なく行ってくれました。
望さんの、逞しさと優しさを感じました。
幸い、なつみちゃんの指の骨は折れておらず、打撲傷と切り傷という診断でした。
なつみちゃんのお母さんも、わたしに迷惑をかけましたと言い、話のわかる方でした。
「滝川さん
ありがとうございました」
「いえ
なつみちゃん
骨が折れていなくて
よかったですね」
「はい
わたしだけでしたら
救急車を呼んでいたと思います
ほんとに
ありがとうございました」