
ぼっち─選択はあなたに─
第15章 バトルトーナメント【4回戦】
数分後、ミトナツコがセコンドを連れてリングに現れると、メキユ・ヨミギャクは思いっきり顔をしかめた。
「くっせえっ!!」
『あ゛ん?』
「くっせえ! くっせえ! 香水くっせえ!」
どうやらミトナツコは大量の香水をつけてきたようだ。甘ったるい匂いが辺りに充満している。
「こんなんじゃ、料理もできねえべ!!」
『ひつじ』
「あ゛? 山野家で家政婦やっでっけど、みんなうまぐ食べでぐれるっで?」
ミトナツコはウンウンと頷く。
なぜかここでも二人の会話は成立していた。
「料理は神聖な儀式だっで、父ちゃん言っでだ……素材の香りもわがらなくなりそうなくっせえ臭いで料理するなんて、おらは認めねえっ……!」
メキユ・ヨミギャクは涙目になると、腰から巨大包丁を抜き取った。それは戦闘用の父の形見だった。
『ではバトルトーナメント第四回戦、スタートぉぉ~~~!!』
戦いのゴングが鳴ると、すぐにメキユ・ヨミギャクはミトナツコめがけて包丁を振り回した。
「右! 左! 下! 上!」
リングの外では介添人のタキシゲールがミトナツコに避ける方向の指示を出している。
「くっせえっ!!」
『あ゛ん?』
「くっせえ! くっせえ! 香水くっせえ!」
どうやらミトナツコは大量の香水をつけてきたようだ。甘ったるい匂いが辺りに充満している。
「こんなんじゃ、料理もできねえべ!!」
『ひつじ』
「あ゛? 山野家で家政婦やっでっけど、みんなうまぐ食べでぐれるっで?」
ミトナツコはウンウンと頷く。
なぜかここでも二人の会話は成立していた。
「料理は神聖な儀式だっで、父ちゃん言っでだ……素材の香りもわがらなくなりそうなくっせえ臭いで料理するなんて、おらは認めねえっ……!」
メキユ・ヨミギャクは涙目になると、腰から巨大包丁を抜き取った。それは戦闘用の父の形見だった。
『ではバトルトーナメント第四回戦、スタートぉぉ~~~!!』
戦いのゴングが鳴ると、すぐにメキユ・ヨミギャクはミトナツコめがけて包丁を振り回した。
「右! 左! 下! 上!」
リングの外では介添人のタキシゲールがミトナツコに避ける方向の指示を出している。
