
ぼっち─選択はあなたに─
第15章 バトルトーナメント【4回戦】
「違う、甘噛みしてどうすんねん、本気で噛め!」
いや…おめえが指示したんだっぺ、とメキユは心の中で突っ込んだ。
だいたいこの男はなんなんだろう、さっきからこの女に指示を出しているが、2対1で卑怯じゃないか?
それに男の後ろにあるセグウェイとバイク……あれは乗り物なのだろうか?
メキユ・ヨミギャクは考える。
女は男が指示を出さないと動かない。
それならばあの男を倒せば勝てるのではないかと。
そんなことを考えていると、すぐ目の前でミトナツコが大口を開けて腕に噛みつこうとしていたので、メキユは包丁でガードした。
ガキンッ!
ミトナツコは渋い顔をする。
「二度も同じ攻撃は受けねえべ!」
メキユは一旦ミトナツコから距離を取った。
そしてタキシゲールに狙いを定めると、包丁を思いきり投げつけた。
「ミト! 避けろっ……ん? んんんんっ!? 俺に向かって来てる!?」
タキシゲールが半分パニックになっていると、背後にあったセグウェイがウィーンと動いた。
そしてタキシゲールの前に出ると、ちょうど回転した包丁が勢いよくセグウェイに突き刺さった。
『ガガガッ……ピーーー!』
セグウェイは白い煙を出して動かなくなってしまった。
いや…おめえが指示したんだっぺ、とメキユは心の中で突っ込んだ。
だいたいこの男はなんなんだろう、さっきからこの女に指示を出しているが、2対1で卑怯じゃないか?
それに男の後ろにあるセグウェイとバイク……あれは乗り物なのだろうか?
メキユ・ヨミギャクは考える。
女は男が指示を出さないと動かない。
それならばあの男を倒せば勝てるのではないかと。
そんなことを考えていると、すぐ目の前でミトナツコが大口を開けて腕に噛みつこうとしていたので、メキユは包丁でガードした。
ガキンッ!
ミトナツコは渋い顔をする。
「二度も同じ攻撃は受けねえべ!」
メキユは一旦ミトナツコから距離を取った。
そしてタキシゲールに狙いを定めると、包丁を思いきり投げつけた。
「ミト! 避けろっ……ん? んんんんっ!? 俺に向かって来てる!?」
タキシゲールが半分パニックになっていると、背後にあったセグウェイがウィーンと動いた。
そしてタキシゲールの前に出ると、ちょうど回転した包丁が勢いよくセグウェイに突き刺さった。
『ガガガッ……ピーーー!』
セグウェイは白い煙を出して動かなくなってしまった。
