
ぼっち─選択はあなたに─
第19章 優勝者 VS クロード【選択5】
「くっ……」
メキユは体力の限界を感じていた。ユズリノとの戦いからろくに休憩も取れないままクロードと戦って、体が思うように動かなくなっていた。
(あの盾に体当たりされたらおしまいだべ! その前に一か八か、あの必殺技をやるしかないべ……!)
メキユは呼吸を整え、意識を集中させる。再び紫色のオーラがメキユの体から放出した。
「もっと、もっとだ! 父ちゃん、おらに力を!」
父はいない。しかしきっとそばで自分を見守っていてくれるはず。メキユの声が届いたのか、紫色のオーラは更に光を増した。
なにかとてつもない力を感じ、クロードは盾で身構える。
「ハアアアアアッ!!」
メキユは助走をつけると高く飛んだ。
そして盾を飛び越え、クロードに斬りかかる。
「!」
しかしクロードはそれをガードする。
メキユは地面に着地すると、素早く薔薇のツルをクロードの足元に放った。
「しまっ…!」
薔薇のツルがクロードの足首に絡みつく。
薔薇のトゲが皮膚に食い込んだ。
「くっ……!!」
クロードは歯を食い縛ると、盾を振り降ろして薔薇のツルを断ち切った。
しかしその隙にメキユはクロードの背後から襲いかかった。
「くらえ、必殺・親方ミンチぃぃぃ──!!」
メキユは体力の限界を感じていた。ユズリノとの戦いからろくに休憩も取れないままクロードと戦って、体が思うように動かなくなっていた。
(あの盾に体当たりされたらおしまいだべ! その前に一か八か、あの必殺技をやるしかないべ……!)
メキユは呼吸を整え、意識を集中させる。再び紫色のオーラがメキユの体から放出した。
「もっと、もっとだ! 父ちゃん、おらに力を!」
父はいない。しかしきっとそばで自分を見守っていてくれるはず。メキユの声が届いたのか、紫色のオーラは更に光を増した。
なにかとてつもない力を感じ、クロードは盾で身構える。
「ハアアアアアッ!!」
メキユは助走をつけると高く飛んだ。
そして盾を飛び越え、クロードに斬りかかる。
「!」
しかしクロードはそれをガードする。
メキユは地面に着地すると、素早く薔薇のツルをクロードの足元に放った。
「しまっ…!」
薔薇のツルがクロードの足首に絡みつく。
薔薇のトゲが皮膚に食い込んだ。
「くっ……!!」
クロードは歯を食い縛ると、盾を振り降ろして薔薇のツルを断ち切った。
しかしその隙にメキユはクロードの背後から襲いかかった。
「くらえ、必殺・親方ミンチぃぃぃ──!!」
