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ウラユ「なによ、それ……女の敵じゃない！ それにそんなことをするためにメキユちゃんを利用するなんて、許せない！」

サチ「え？ ウラユどこ行くの！？」

ウラユ「ザッハ伯爵をギャフンと言わせてやるのよ！ 鼻毛出てるよって嫌味ったらしく言ってやるの！」

ゲンブ「レシピェールじゃあるまいし、そんなんでギャフンと言うかいな！」

討伐隊Ａ「姉ちゃん、気持ちはわかるけどザッハ伯爵に逆らわない方がいい。あいつがこの町にきてから、不審な死を遂げる者が多くなったんだ」

ウラユ「！」

ゲンブ「ウラユ……やめときぃな。俺はお前以外のやつと相方組むのは考えてへんのやで」

ウラユ「……。わかった」

　ウラユがおとなしく席に座ると、会場に驚きの声が響いた。

「見ろ！ ちびっこが立ち上がったぞ！！」

　再びメキユにスポットが当たる。

「あああああああああっ！！」

　メキユは雄叫びをあげると、闘志を燃やした。
　再びメキユの体に紫色のオーラが湧き出る。

「おらは負けねぇ！ 絶対に負げねぇ！！」

「……」

　クロードは再び盾を構える。

「必殺・親方ミンチぃぃぃぃ！！」

　メキユは今度は真っ正面からクロードに突撃していった。