
ぼっち─選択はあなたに─
第23章 屋敷潜入
「嘘でしょ!? アタシなんて食べても美味しくないわよ!!」
びっくりしすぎて、思わず素が出てしまった。
「やっぱり、あなたはバトルトーナメントに出ていたレシピェールだったのね」
どうやら変装は最初からバレていたようだ。
「そうよ! アタシはヒカルを助けに来たのよ!」
「バカね、ここに入ったからには二度と外には出られませんよ」
「……オルバ、すっかり変わってしまったわね。何があなたをそんな風にさせてしまったのかしら」
「私は変わってなどないわ、ただ主人に仕えてるだけ」
「人間の血と肉を食べる主人に? エルザって人なの? 化け物なんじゃないの?」
レシピェールはマーサとシーナからの攻撃をかわしながら、オルバに話しかける。
「人間だって動物の肉を食べるでしょう? エルザ様は若さと健康を保つために人肉を食べるのよ。本当は若い女の血と肉がいいのだけれどね、今日はあなたが邪魔だから」
「まさか、この屋敷にメイドが多いのって……」
「さすが、レシピェール。察しがいいわね」
レシピェールは愕然とした。
それでは今までここで、沢山の若いメイドたちが殺し殺されてはエルザの食糧となってきたというのか。そしてオルバはそれを見て何も感じなかったのか。
そしてザッハ伯爵も……。
びっくりしすぎて、思わず素が出てしまった。
「やっぱり、あなたはバトルトーナメントに出ていたレシピェールだったのね」
どうやら変装は最初からバレていたようだ。
「そうよ! アタシはヒカルを助けに来たのよ!」
「バカね、ここに入ったからには二度と外には出られませんよ」
「……オルバ、すっかり変わってしまったわね。何があなたをそんな風にさせてしまったのかしら」
「私は変わってなどないわ、ただ主人に仕えてるだけ」
「人間の血と肉を食べる主人に? エルザって人なの? 化け物なんじゃないの?」
レシピェールはマーサとシーナからの攻撃をかわしながら、オルバに話しかける。
「人間だって動物の肉を食べるでしょう? エルザ様は若さと健康を保つために人肉を食べるのよ。本当は若い女の血と肉がいいのだけれどね、今日はあなたが邪魔だから」
「まさか、この屋敷にメイドが多いのって……」
「さすが、レシピェール。察しがいいわね」
レシピェールは愕然とした。
それでは今までここで、沢山の若いメイドたちが殺し殺されてはエルザの食糧となってきたというのか。そしてオルバはそれを見て何も感じなかったのか。
そしてザッハ伯爵も……。
