
ぼっち─選択はあなたに─
第24章 モンブラン城の秘密
「ユッキーメさん、ありがとう」
「ヒカル……」
「私ずっと、ユッキーメさんを探してたんです。中華料理屋でユッキーメさんから不思議なダーツを貰わなかったら、私とレイナはシャドーに襲われて死んでいました。だからユッキーメさんは命の恩人なんです。ずっとお礼を言いたかったので、また会えて嬉しいです」
そう言って微笑むヒカルに、ユッキーメは胸を打たれた。
「いい? 何かあったら我慢しないであたしに言うのよ? ヒカルのためならあたしはお金がなくたって助けにいくから!」
ユッキーメは再びヒカルを抱きしめた。
「それについてだけど、ヒカル。これからは何人かの護衛を君につけることにする。ユッキーメもその一人だ」
「えっ、次の依頼って護衛だったの?」
「……どうして護衛を?」
ユッキーメがそばにいてくれるのは嬉しいが、そうまでして護衛するのはやはりエメラルドのペンダントを持っているからだろうか。
「それは君が……神の子だからだよ」
「!?」
思いもよらない言葉が返ってきて、ヒカルは動揺する。
「神の子って、なんだよそれっ……」
バットもクロードも驚きを隠せない。
「この世界に災いが起きるとき、異世界から四人の神の子が現れる……この大陸に伝わる伝説よ。聞いたことない?」
ユッキーメは知っているようだ。
「ヒカル……」
「私ずっと、ユッキーメさんを探してたんです。中華料理屋でユッキーメさんから不思議なダーツを貰わなかったら、私とレイナはシャドーに襲われて死んでいました。だからユッキーメさんは命の恩人なんです。ずっとお礼を言いたかったので、また会えて嬉しいです」
そう言って微笑むヒカルに、ユッキーメは胸を打たれた。
「いい? 何かあったら我慢しないであたしに言うのよ? ヒカルのためならあたしはお金がなくたって助けにいくから!」
ユッキーメは再びヒカルを抱きしめた。
「それについてだけど、ヒカル。これからは何人かの護衛を君につけることにする。ユッキーメもその一人だ」
「えっ、次の依頼って護衛だったの?」
「……どうして護衛を?」
ユッキーメがそばにいてくれるのは嬉しいが、そうまでして護衛するのはやはりエメラルドのペンダントを持っているからだろうか。
「それは君が……神の子だからだよ」
「!?」
思いもよらない言葉が返ってきて、ヒカルは動揺する。
「神の子って、なんだよそれっ……」
バットもクロードも驚きを隠せない。
「この世界に災いが起きるとき、異世界から四人の神の子が現れる……この大陸に伝わる伝説よ。聞いたことない?」
ユッキーメは知っているようだ。
