
ぼっち─選択はあなたに─
第26章 黒い犬【選択8】
その夜──討伐隊本部では、隊員たちが慌ただしく動いていた。
隊員たちはユッキーメが開発したシャドー討伐用特殊武器、火炎放射器を装備する。背中にはガスの入ったタンクと消化液の入ったタンクを背負った。
「この引き金を引けば銃口から炎が出る仕組みになってるなんて、すげぇよな。これなら何体シャドーがいたって大丈夫だ」
「ああ、炎が広がらないように消火器とやらもついてるから、建物を燃やしてしまうこともないしな」
ただひとつデメリットをあげれば、タンクが重いということだ。素早い動きができないので、そこは注意しなければいけない。
「こんなすごいものを開発するなんて、ユッキーメさんって何者なんですかね──って先輩、どうしたんですか!?」
目の前で頭を抱えるロイドを見て、プジョーは不安そうに見つめる。
「くっ……頭がっ……」
「大丈夫ですか、先輩!」
「ロイド、どうした?」
様子のおかしいロイドにクロードが歩み寄る。
「クロード先輩、 ロイド先輩の具合が悪いみたいですっ……」
「ロイド、大丈夫か? 無理はするな、今日は休め。プジョーは俺たちと行動するように」
「了解です! 先輩、絶対無理しちゃいけませんからねっ! ちゃんと横になってくださいね!」
プジョーはロイドを心配しつつも、クロードとバットの後を追った。
隊員たちはユッキーメが開発したシャドー討伐用特殊武器、火炎放射器を装備する。背中にはガスの入ったタンクと消化液の入ったタンクを背負った。
「この引き金を引けば銃口から炎が出る仕組みになってるなんて、すげぇよな。これなら何体シャドーがいたって大丈夫だ」
「ああ、炎が広がらないように消火器とやらもついてるから、建物を燃やしてしまうこともないしな」
ただひとつデメリットをあげれば、タンクが重いということだ。素早い動きができないので、そこは注意しなければいけない。
「こんなすごいものを開発するなんて、ユッキーメさんって何者なんですかね──って先輩、どうしたんですか!?」
目の前で頭を抱えるロイドを見て、プジョーは不安そうに見つめる。
「くっ……頭がっ……」
「大丈夫ですか、先輩!」
「ロイド、どうした?」
様子のおかしいロイドにクロードが歩み寄る。
「クロード先輩、 ロイド先輩の具合が悪いみたいですっ……」
「ロイド、大丈夫か? 無理はするな、今日は休め。プジョーは俺たちと行動するように」
「了解です! 先輩、絶対無理しちゃいけませんからねっ! ちゃんと横になってくださいね!」
プジョーはロイドを心配しつつも、クロードとバットの後を追った。
