
ぼっち─選択はあなたに─
第11章 バトルトーナメント当日
「すごい、エメラルドじゃない! どうしてヒカルに?」
エメラルドの輝きにレイナは目をキラキラさせる。
「オレのお守りなんだ。でも最近こいつが本当の持ち主を探してるような気がしてさ、今ヒカルを見てわかった。これはヒカルが持つべきだ」
そう言うとリュージンは、エメラルドのペンダントをヒカルの首にかけた。
「えっ……ちょっ……持ち主? そんな大切な物もらえないよっ……」
返却しようとエメラルドのペンダントに触れた時、一瞬エメラルドの石が光ったような気がした。
「ほら、今ヒカルが触れたから、エメラルドの石も喜んでる」
「……」
ニコッと微笑むリュージンをヒカルは怪しい目つきで見る。
(まさかお金払えとか言うんじゃ……)
「素敵だわ、持ち主を選ぶ宝石だなんて!」
「どんな物にも意志があるんだよ。波長が合えば、持つ者のエネルギーによって奇跡を起こすことができる。逆に持ち主のマイナスエネルギーで呪いを生み出すこともできるから気をつけてね」
「えっ……」
ヒカルは『呪い』という言葉に反応した。
(そういえばギルバートさんが人を石化させてしまう楽器があるかどうか調べるって言ってたっけ。リュージンなら何か知ってるかも)
「ねえ、リュージン。人を石化させる楽器って存在するの?」
ヒカルの唐突な質問に、リュージンは目を丸くする。しかし少し考えてから、険しい表情で答えた。
エメラルドの輝きにレイナは目をキラキラさせる。
「オレのお守りなんだ。でも最近こいつが本当の持ち主を探してるような気がしてさ、今ヒカルを見てわかった。これはヒカルが持つべきだ」
そう言うとリュージンは、エメラルドのペンダントをヒカルの首にかけた。
「えっ……ちょっ……持ち主? そんな大切な物もらえないよっ……」
返却しようとエメラルドのペンダントに触れた時、一瞬エメラルドの石が光ったような気がした。
「ほら、今ヒカルが触れたから、エメラルドの石も喜んでる」
「……」
ニコッと微笑むリュージンをヒカルは怪しい目つきで見る。
(まさかお金払えとか言うんじゃ……)
「素敵だわ、持ち主を選ぶ宝石だなんて!」
「どんな物にも意志があるんだよ。波長が合えば、持つ者のエネルギーによって奇跡を起こすことができる。逆に持ち主のマイナスエネルギーで呪いを生み出すこともできるから気をつけてね」
「えっ……」
ヒカルは『呪い』という言葉に反応した。
(そういえばギルバートさんが人を石化させてしまう楽器があるかどうか調べるって言ってたっけ。リュージンなら何か知ってるかも)
「ねえ、リュージン。人を石化させる楽器って存在するの?」
ヒカルの唐突な質問に、リュージンは目を丸くする。しかし少し考えてから、険しい表情で答えた。
