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ぼっち─選択はあなたに─

第13章 バトルトーナメント【2回戦】

 耳をすますと、コツコツとハイヒールの音が聞こえてきた。

「そこだ! じゃんけん……チョキーーー!!」

 パオは両手をチョキにさせ、前に突き出した。
 じゃんけん攻撃はパオなりの必殺技だった。
 しかし──。

「ああんっ」
「!?」

 何か両手の指先にフニッとした柔らかい感触が伝わり、これは一体なんなのかと指先でツンツンすれば、

「ああんっ、だめえっ……」

 ユズリノのうわずった声が再度聞こえ、それだけで股間が反応してしまった。

「もうっ……いきなりそんなところ攻撃してくるなんて、エッチなんだからぁ……」

 更に耳元でユズリノに囁かれてドキッとする。

「……お仕置きしちゃうわよ?」

 そう言うと、ユズリノはパオの後頭部を両手で掴むと自分の胸に押し付けた。

「!?」
「ふふっ、どう? 私のおっぱいはママのおっぱいより柔らかいでしょう?」
「!!」

 そのおっぱいグリグリ攻撃は数分間続いた。
 初めは抵抗していたパオだったが、次第にその柔らかさと弾力に心を奪われ、ユズリノのされるがままになっていた。

『おおっとぉーー!! ユズリノ選手、女の武器を使ったセクシー攻撃で、純粋な少年を虜にさせています!! あんなにグリグリされたら、そりゃ少年もたまらないでしょう!! これはお仕置きというよりご褒美です!!』

レシピェール「ああん、アタシもユズリノみたいな大きなおっぱいが欲しかったわぁ~」


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