テキストサイズ

私の意地悪執事様

第3章 お風呂

「さっき1人で入ると言いましたよね?」

「はい。ですからお嬢様お一人でお風呂場に入られたじゃありませんか。 私ちゃんと後から入りましたよ?」

そういう意味じゃありません!!

もう呆れてものも言えない…

幸い湯船にミルク色の入浴剤が入っていたから良かったものの…

「いつまでもそこにおられたらのぼせますよ?」

分かってる。でも今湯船から出るわけにはいかない。

「出ていって下さい」

「ですが、お風呂のお手伝いが私の仕事ですからねぇ」

「そんなこと今までされたことありませんけど?」

口論は続く。 私はどんどんのぼせる。

「存じております。ですが、私はそうしたいのです。 たまには甘えても良いのでは?」

訳の分からない言い分だけど、のぼせてるせいでボーとしてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ