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お酒とオールバックに溺れる夜

第2章 第2酒 -純さんの味-

「さぁさぁ、帰った帰った!

お子さまはとっとと帰って寝ろ」

夢のように
楽しかった時間が終わり、
一瞬で魔法が解けてしまったみたいだ。

一歩足を踏み入れただけなのに、
知らなかった夜の世界は
とても優しく、居心地が良かった。

でも現実は、

帰ったらまたひとりぼっち...

急に寂しさが込み上げてきて、
私はボロボロと泣きじゃくってしまった。

「誰もいない家に帰りたくありません...

私......
一人になりたくない!」

何も言わない純さんに、
はっと我に返って
慌てて取り繕った。

「ごっごめんなさい!
言ってみただけで...」

最後まで言い終わらない内に、
私の唇に純さんの冷たい唇が重なっていた。

「んんっ!!ん~ん///」

純さんの舌が、
ぬちゃっといやらしい音を立てて
口内に侵入してきた。

私の舌に吸い付き絡まりながら、
息も出来ないほど
奥まで深く入ってきた舌は、
上下の歯列をなぞり、
激しく口内を犯した。

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