テキストサイズ

愛がはじまる

第1章 愛がはじまる

         2

 わたしは、ほんとに嬉しくなって、満さんの作ってくれた料理を残さず食べました。
 ほんとに美味しい、料理でした。
 食事がすみ、満さんが、コーヒーを淹れてくれました。
 「里美さんは
  料理は
  好きですか?」
 「はい
  そんなに
  上手じゃないですが」
 「美味しそうに
  食べていましたので
  料理が好きだろうな
  と思ったんです」
 「ほんとに
  美味しかったです
  わたしは
  こんなに
  上手じゃありません」
 「里美さん
  ときどき来て
  一緒に
  作りませんか」
 「はい
  満さん
  教えてください」
 「教えるとか
  思わないでください
  私は
  いろんなことを
  里美さんと
  一緒にしたいんです」
 「わたしも
  満さんと
  一緒に
  いろいろしたいです
  満さん
  ほんとに
  優しいもの」
 「私は
  そんなに
  特別なことは
  していません
  優しいと
  思ってくれるのは
  里美さんが
  私に
  気持ちを
  寄せてくれているから
  じゃないでしょうか」
 「そうですね
  満さんの
  してくれることの
  一つひとつを
  わたし
  とっても
  優しいと感じます」
 「里美さん
  嬉しいな
  ありがとう」
 「わたしこそ
  優しくしてくれて
  ありがとうございます」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ