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妄想の世界

第25章 魔法《O》

おまえが俺を綺麗な瞳で真っ直ぐ見つめる

俺のせいでおまえを

こっち側に引っ張り込んでしまった

罪悪感で涙が溢れる

そんな俺のことを優しく包み込んでくれる

その抱擁はまるで魔法で俺の罪悪感を消し去る

そんなおまえのことを大切にするとキスをする

おまえが安心したように笑うから

泣いた事が照れくさくなり

頭をくしゃくしゃと撫で回す

二人の関係は周りから見れば

曖昧で危うくて許されないかもしれない

おまえもたまに不安そうな顔をするけど

それでも俺はおまえが好きで愛おしくて

もう離れるなんて考えられない

おまえがいるから俺は自由でいられる

おまえが隣で楽しそうに笑ってくれるから

俺もなんだか楽しくなってくる

おまえを抱きしめて眠れば

夢の中でもおまえが出てきて

俺に愛してると囁くから

俺もだよって囁き返す

目覚めれば安心しきったおまえの寝顔

今日も愛してるよとおはようのキスをする

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