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妄想の世界

第34章 狛犬

S.side

嫌な事はサッサ済ませてしまおう

明日から少しでも笑えるように

「ねぇ…聞いてもいいかな…」

「ん…あの日の事だろ?」

不思議だね顔なんか見えないのに

少しの言葉でお互い何を言いたいのかわかる

「あの日…あなたが出ていくまで
嫌われてた事に気が付かなかった…
ごめんね…」

「違う!嫌いで出ていったんじゃない」

「…じゃあ…なんで…」

嫌いじゃ無いのに…出ていったの…

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