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妄想の世界

第36章 お散歩日和

「そしたらね黒猫が来てね
道案内するみたいに歩いてたから
ついていったら智くんの好きそうな
喫茶店見つけたんだ」

おい…やっぱりついて行ってるじゃねぇか

「でね、小さな公園があって
そこに入って行くからついて行ったら
花壇からひと回り小さい白猫が出てきて
二匹で仲良く日向ぼっこしてるの」

猫はかわいいよ癒やされる

けどそれを見つめる翔くんの方が

可愛くて癒やされる

「今度のお休み一緒に行こ」

一生懸命話しながら小首を傾げてお強請りする

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