テキストサイズ

妄想の世界

第38章 不安な夜

「少し落ち着いた?」

「智くん…好きすぎて怖いよ…
あなたがいないと俺…生きていけない」

普段なら絶対言わないのに

今日は素直に言葉にする

ちょっと照れながら耳元で

俺もだよと応えてくれる

「翔くん…おまえが嫌だって言っても
絶対離さないからな」

強く抱きしめられたら

あなたを好きになって良かったと

心から思う

「智くん…俺も…ずっとあなたと…んっ」

全部言い終わる前に唇が塞がれる

離れないように俺もあなたを抱きしめ返す

このまま二人で溶けてしまうように

一つになるように身体を重ねた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ