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妄想の世界

第58章 君はいつだって

「やっぱ翔くんにはかなわねぇな
俺が描けなくなってたのバレてたか…」

最近アトリエに入って来なかったから

バレないって思ったんだけどなぁ

「何年あなた見てきたと思ってんの?
なんてね…
描けなくなってるとは思って無かったけど
納得いく物が描けてないのかなって…
あなたが部屋から出てくる雰囲気で思ってた」

「そっか…心配かけてごめんな」

「ん…別に…心配はしてなかったよ
あなたなら一人でなんとかしただろうし」

「ありがと翔くん
わざわざ画材探しに行ってくれたんだろ?」

「へっ?!いや…だから…たまたまだってば」

今の慌てぶりで今日一日中かけて

いろいろと探し回ったのを確信した

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