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大きな桜の木の下で

第27章 思い出

智「そうだったんだ…
俺は爺さんに勧められたのかと思ってたよ」

雅「ん〜ん逆だよ
爺ちゃんは猛反対した
きっと俺の半端な気持ちなんて
見抜いてたんだろうね」

智「あぁだからか…
あの頃爺ちゃんに会うと
雅紀を弟子にするか迷ってるって
よく相談されてたわ」

翔「智くん…じじ様とも仲がいいの?」

雅「俺や和也より先に
爺ちゃんと仲良くなってたよね?」

智「ん、最初に遊びに行った時
何処から入っていいのかわからなくて
ウロウロしてたら
たまたま庭仕事してた爺ちゃんから
声かけてくれてさ」

翔「そうだったんですね
じじ様とは植物の話しばかりだったから…
知らなかったな」

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