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大きな桜の木の下で

第27章 思い出

雅「そうなんだけどね
仕事で行ってるから絶対怒っちゃだめだし
まぁ気にしないようにしてたの」

智「そうするしかねぇだろうな」
  
雅「そんなある日ね
リーダー格の娘が俺を怒らせたかったのかなぁ
 
『お兄さんまだ若いですよねぇ〜
そんなオジサンみたいな仕事楽しいですかぁ』
 
『顔はいいんだからもっと
モデルとか楽しそうな仕事すればいいのに〜』

『顔はいいけど頭悪いから
思いつかなかったんですかぁ?』
 
とか絡んできたの」

智「なんだよそいつら
嫌いならほっといてくれればいいだろ」

雅「周りの子はクスクス笑ってるし
学校に報告して注意してもらおうか
もう親方に言って現場変えようかな
なんて思いながら仕事してたの」

翔「あっ!思い出した〜!
雅にぃ…もう思い出したから辞めよこの話」

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