テキストサイズ

大きな桜の木の下で

第49章 翔子の誕生日

「なんだそんな事でしたか…
花束でも贈ればいいじゃないですか?
なんならアクセサリーや高級バッグとか
女性は喜ぶんじゃないですか?」

「もう!
翔ちゃんはそんな物は欲しがらないの!
その辺の女と一緒にすんな!」

滅多に怒らない俺が怒鳴ったからびっくりしてる

心配して相談に乗ってくれたのに

悪い事しちゃった

「すまん…大きい声出して…
でも本当に翔ちゃんは特別なんだ」

しゅんとした俺に

「こちらこそ申し訳ありませんでした
社長が選んだ女性です
その辺の女性と同じ扱いをした私が悪いんです」

ほんとにできた秘書だよ

少し考えさせて下さいって秘書室に戻って行った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ