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大きな桜の木の下で

第49章 翔子の誕生日

とりあえず他の溜まってる業務をこなしていたら

トントンとノックの音

どうぞと入室を許可したら秘書が入ってきた

「社長、確か奥様の誕生日は
今月の終わり頃でしたよね?」

「うんそうなんだよ
うっかりしてたから時間も無いし
俺の描いた絵とか喜んでくれるから
それでも良いんだけど時間がないから無理でね」

「そうですね…この所忙しかったですから」

スケジュール管理もしてるせいか

自分を責めてるような口ぶり

「まぁこの時期じゃなくても忙しいからね
そうじゃないと社員を護っていけないし」

俺の言葉に少し感激した様な顔

優秀な秘書だけど顔に出やすいんだよね

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