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大きな桜の木の下で

第49章 翔子の誕生日

まだ沢山余ってる食材を

翔ちゃんが哀しそうに見てる

「翔ちゃんどうしたの?」

「ん?食事はすっごく美味しかったけど
まだあんなに食材が余ってるから…
勿体無いけど破棄しちゃうのかなって」

やっぱり翔ちゃん心配するって思ってたんだ

「安心して翔ちゃん、ここうちの系列会社でね
見習いシェフ達が余った食材を調理して
うちが支援している子供食堂に送ってるの
勿論他のホテルとか飲食系も養護施設とか
少ない予算で頑張ってる所に送ってるから
全然勿体無くないんだよ」

「良かった…折角の良い食材だもんね
見習いの人達も勉強になるから良いね
智くんの会社凄い!」

んふっふん褒められちゃった

教えてくれたのは秘書だし

システム考えたのは親父だけどね

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