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大きな桜の木の下で

第49章 翔子の誕生日

「ほらそんなに振ったら首取れちゃうよ」

頬を両手で挟んで

口の端に付いてたソースをペロリとなめとったら

「もう…みんな見てるから…」

なんて恥ずかしそうに俯くから

また一口サイズに切ったガレットを

口元に持って行く

条件反射のようにぱくんと食べてすぐに笑顔

もしかして俺は料理に負けてるかと思うが

食べてる翔ちゃんは可愛いからいいか

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