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大きな桜の木の下で

第52章 ホワイトデー

それでも駄目なら厚紙か何か挟んで

透けなくすれば翔ちゃんの絵は

見えなくなるし

ちょっとした賭けだったけど…

「どう翔ちゃん?これでもまだ駄目かな?」

「いいよ…智くん…これなら
恥ずかしく無いし…凄く綺麗
智くんの愛が溢れてて…どうしょ…
私でいいの?私…何も返せない…」

良かった…気に入ってくれたみたい

「翔ちゃん…俺は翔子だからいいの
それにちゃんと返してくれてるよ
俺の方が心配…
ちゃんと受けとめてあげれてる?
翔子すぐに無理するし我慢するから」

俺の脚にもたれ掛かってる

翔子の頭をワシャワシャ撫でる

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