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大きな桜の木の下で

第54章 体調不良

「とりあえず寝れそうなら寝たほうがいいな」

横に入り頭を撫でて寝かそうとしたら

その手を力なく掴む

「ん?触ってると痛い?」

「うぅうん気持ちいい…智くんの掌…
ねぇ…ギュッてして…」

翔子を胸に抱き寄せて頭を撫で続ける

「んふっ…さとの…おと…」

撫でるのと俺の心音に安心したのか

そのうち寝息が聞こえ始めた

眠ってくれた事に安心したが

なぜにあんなに薬を嫌がったのか…

体調が戻ったらちゃんと聞かないとな

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