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大きな桜の木の下で

第55章 重圧

「もう大丈夫だよ…さっきも無かったし
昨日たくさん寝たから頭ももう痛く無いし」

「ならいいけど…
でもなんで昨日は薬飲まなかったの?」

「ん…そんなに痛く無かったから…」

「あんなにふらふらしてたのに?
ちゃんと話してくれないなら
これからは無理矢理にでも薬飲ませるよ」

俺の声と顔で本気だってわかったみたい

「薬は…怖いから…いや」

薬が怖い?でも今までは飲んでたよな

「何が怖いの?ちゃんと教えて」

宥めるように背中を擦る

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