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大きな桜の木の下で

第55章 重圧

「なんでソファじゃなくて床に寝てたの?」

「最初はね…
智くんが帰ってこれるって
連絡してくれたから…
ソファで待ってたの
そしたら寝ちゃって…」

「もう…遅くなるから待たないで
先に寝ててって言ったのに…」

「だって…
逢いたかったんだもん」

なにそのかわいい理由…

「俺も逢いたかったよ…
でも体調悪い時は無理しないで」

こくんと頷くからギュッと抱きしめた

「途中で目が覚めて…
何か飲んだら目が覚めるかなって
床に座ってお水飲んだんだけど…
床の冷たさが気持ち良くて…
そのまま…また寝ちゃったみたい…」

「えっ⁉床が気持ちよかったって…
まだ熱あるんじゃ無い?大丈夫⁉」

さっき計ったときは無かったけど

心配で翔ちゃんの体を撫でて聞くと

擽ったそうに身を攀じる

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