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大きな桜の木の下で

第15章 重なり合う

「あっ!こら!」

「えっ?」

「何してんだよ、そんなの不味いだろ?」

「…ちょっと苦い…けど不味くないよ…」

「だめっ、ほら動かないでたれちゃうよ」

「…智くんも駄目って言ったのに
私の舐めたもん…」

「なっ…俺はいいの!
ほら拭いたけど気持ち悪いだろ?
シャワーしといで」

「…ん…智くんも…」

「俺は後でいいから」

「…一緒がいい…だめ…」

「へっ?どうした?1人じゃ怖い?」

「…こわく…ない…よ…でも…だめ?」

そんな顔でお強請りされて断る理由は無い

「駄目じゃないよ
翔子がいいなら一緒に入ろ」

結局シャワーしながらまたやっちゃって

朦朧としてる翔ちゃんをバスタオルで包んでそのまま布団へ

素肌が暖かくて眠気に落ちていった

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