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大きな桜の木の下で

第60章 ごめんなさい

何度も私にキスをしてた

智くんの動きが不意に止まる

ベットから降り離れて行こうとする

「いや…いなかいで…智…やだ…」

慌てて手を掴もうとしたのに…

私の手は空を掴む

「独りにしてくれ…」

一度も振り向かず寝室を出て行ってしまった

ゆるしてくれないの?

やだ…

智くんに嫌われるの…

こわい…

そのまま追い掛ける事もできず…

ただ涙だけがとめどなく溢れる…

そのままいつの間にか寝てしまった…

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