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大きな桜の木の下で

第69章 そろそろ

「あの…明日…病院いこうかなって思ってて」

「えっ⁉翔ちゃんどっか悪いの?
大丈夫?もう寝たほうがいいんじゃない?」

慌てておでこに手を当てたり

ベッドに連れて行こうとするのを止められた

「違うの…病気じゃ無いけど…
今月遅れててね…だから薬局でこれ」

見せられたのは何か棒状の物

えっ⁉これって…もしかして…

「翔ちゃんこれ…そうなの⁉」

「まだ決まったわけじゃ無いよ
だから明日病院でちゃんと見てもらってから
智くんに報告しようかなって」

「翔ちゃん…なんで一人で行くの」

「だって…智くんお仕事だって思ってたから
それに違ってたらがっかりするでしょ?」

まったく…俺達似てるね

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