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大きな桜の木の下で

第72章 桜の想い

毎年二人はわたしの下に訪れてくれる

そのうち可愛い小さな者を連れ

幸せそうに戯れる

わたしも嬉しくなって小さな子に

わたしの花弁を降らす

この子が幸せになるように

ハラハラと落とす花弁を舞うように受け取り

母の手に渡す

二人の顔に幸せがひろがる

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