テキストサイズ

君と食べた君の手料理

第9章 瑠李の好きなとこ。マメなとこ。

瑠李は僕と話がしたいからと言って、今度の水曜日に会いに来ると言い出した。

迎えに来なくていいからアパートで待っててと。

その水曜日は朝から土砂降りだった。

傘を刺しても意味がないくらいだ。

蒸し暑くて朝からエアコンを付けた。

瑠李は子供をいつものように幼稚園に預けてからうちに来た。

会った途端に怒り出すかなって思ってたけど、意外にも瑠李は冷静だった。

「すごい土砂降りで濡れちゃったよ。入ってもいい?。」

「うん、早く着替えないと。風邪ひく。」

息を切らしながら瑠李はこう言った。

「拓実、寂しくさせちゃってごめんね。あー、会えてよかった。きのううちの子微熱あったから今日来れないかと思った。」

「えー、大丈夫なの?。」

「もしかしたら幼稚園から電話来るかもしれないから、その時は帰るけどごめん。」

瑠李はこんなに大変な中僕に会いに来てくれた。

「拓実少し太った?笑。髪も伸びたね。」

「え、マジ?。」

瑠李と話してると落ち着く。

急いでシャワーを浴びさせて、僕はエアコンの近くに瑠李の洋服を乾かした。

「拓実ー、ブラとパンツはいいよー。恥ずかしい。」

瑠李が言う。

「だってまた着るだろ?。乾かすよ。」


瑠李がシャワーをしている間、瑠李の服と下着を干した。

瑠李の香水の匂い…。


今日も瑠李を抱ける…。


瑠李のブラとパンツを手に取って、僕は匂いを嗅んだ。


やっぱり僕は変態。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ