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スノストによる友情短編

第26章 繋ぐ


亮平は、俺らより2個下の高校1年生。
側から見たら、俺たちは本当の兄弟のように見えるけど、、実際は違う。

亮平と俺は今は兄弟だけど、従兄弟同士。
俺の母ちゃんと亮平の父親が姉弟。

だから小さい時からっていうか生まれた時から知ってる。
でも、、亮平が4歳になったばかりのころ、、
突然亮平の両親は、仕事がうまく行かず一人っ子だった亮平を残し、この世から居なくなった。

親戚だった俺たちを含め、亮平を誰が引き取ろうか相談していた時、、

亮平「、、にぃに、、」

大介「ん、?どうした?亮平。」

亮平「にぃにといっしょにあそびたい!」

大介「え、?今も遊んでるじゃん^_^」

亮平「んん、、ちがう。いっしょにおうちかえるの。」

大介「亮平、、僕と家族になりたいの?」

亮平「うんっ!なりたい!」

両親が亡くなったことも小さかったからあまりよく、わかってないはずなのに、、涙なんて流さなかった。そして、俺と一緒に暮らしたいって亮平が望んだから、、

大介「、、ねぇ、母ちゃん、、亮平を僕の弟に、、してくれる?」

「、、ふふ^_^いいわよ。亮平くんは私たち家族が守りましょうね^_^」

大介「ふふ^_^うん!」

そうして、俺たちは兄弟になった。

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