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❇️片暉の残照❇️

第10章 嫉妬の代償


サンドラはテイスを抱き抱えると――――自分の羽織っていたマントをテイスにかけ――――…人目から姿をかばうようにした。


ニコルもテイスの側を離れず周りに更なる不審者がいないか気を張っている。

もちろんキロも――――サンドラの従者たちも。


間もなく馬車が到着すると、サンドラはテイスを抱え乗り込み――――王宮へと向かわせた!


その時――――後方にチラリと…


赤いコレジバ公爵家の馬車が見えた――――。




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