テキストサイズ

❇️片暉の残照❇️

第10章 嫉妬の代償


雑に馬車が止まると――――、


慌てたように馬車からサンドラが降りてきた!


しかし、その腕には自身のマントで身を包まれた何かを抱えていた!


と、サンドラの後から青ざめた顔のニコルとキロも降りてきて――――部屋に向かうサンドラの後に着いていく!



「!キロ――――何故…お前たちがここに!?」


ハジロ家の従者とメイドがサンドラと一緒に降りてくる――――予想外の光景にメルトは一瞬のうちに――――サンドラが抱える“何か”が――――何だか分かった!



「テイス――――…まさか!テ、テイスかっ!」


「えっ!テイス!?」


メルトの声にハッとサンドラの後ろ姿を目で追うロミは慌ててその後を追いかけた!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ